曹洞宗茨城県宗務所婦人集会（研修会）で講師を務めて来ました。：袋田の住職、山寺日記：So-net blog

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曹洞宗茨城県宗務所婦人集会（研修会）で講師を務めて来ました。　[信仰] [編集]

6月28日（金）水戸市祇園寺様を会場に曹洞宗茨城県宗務所婦人集会（研修会）があり、講師を務めてきました。

午前9時30分より、開講式、引き続き東日本大震災三回忌追善法要、
写真撮影の後、梅花講習で私の出番・・・

午前10時30分～11時30分まで、
「大本山總持寺二祖峨山禅師讃仰御和讃」を練習し、一緒にお唱えしました。

そのあと、後藤人権主事さんにより人権学習が行われＤＶＤを鑑賞しました。

昼食後、午後1時20分から宗務所布教師の小嶋弘道さんの法話です。

↑　約100名の参加者の前で、大本山總持寺を開かれた太祖瑩山禅師、二祖峨山禅師のことをお話しされ、
手向けるということなど、感動するお話をされました。

午後2時30分に村上副所長さんの閉会の言葉で予定通り日程を終了しました。

こうした、一日の研修会の場合、自分の担当する講義が終わるとさっさと帰ってしまう講師もいますが、
私は、葬儀とか檀用、他の公務がなければ開講式から閉講式まで、参加者と一緒に過ごすことにしています。
また、講師同士で事前に連絡を取り合い、内容の重複や話の食い違いが無いように気を付けています。

それができていない時は、参加者との会話の中で確認します。

参加者と向き合うということにより自分自身の成長にもつながるものと考えて実行しています。

↑　参加者控室から見た枯山水の庭です。

↑　講師・僧侶控室となった紫雲台から見た龍門庭です。

↑　境内墓地には洋画家の中村（ツネ）さんのお墓、

↑　山村暮鳥さんも眠っています。

↑　明治時代に曹洞宗に編入されるまでは、禅宗寿昌派の本山でした。
ですから、本山何世と歴住の墓石には刻まれています。

↑　開山当時の建物です。

今日は、昨日本文でふれた蛍観察の時の出来事をドラマ仕立てで・・・

袋田のある旅館に泊まったおじいさん、娘さんと孫娘の三人が、近くの田んぼに蛍を見にいったのですが・・・

孫娘　「ママ、蛍いないね～」
祖父　「そういえば、旅館の人が今年はまだ少ないって言ってたな・・・」
母　　「あきらめて帰ろうか・・・、かおり（仮名）蛍見たかったね・・・」

そこに軽トラックがとまり、中からおじさんが降りてきて・・・
「今年は、少ないんですよ。でも、さっき別の場所を見て来たらゲンジボタルがいましたよ。この先を右に曲がって坂をのぼっていったところです。」

母「ありがとうございます。かおり、いってみよう！」

てくてくと歩いて行く三人・・・
「右に曲がるのはここかしら？この先かも・・・」

「曲がるところがわからないわ～さっきのところだったのかしら？」
道が分からなくなって戻ってきた三人連れ
そこに、再び現れた軽トラック！

「道、わからなくなっちゃいました？こっちです。ついて来てください。」

おじさん　「ここでさっき光っていたんだけど・・・」
孫娘　「どこ～～？」
おじさん　「あっ！田んぼの真ん中で光ったのわかりましたか？」
母　「光った！蛍だ。かおり、蛍だよ～あそこで光った！」
まだ、みつからずきょとんとする孫娘

祖父　「あそこで光っているも蛍じゃないか？」
母　「すごい、蛍が光ってる。飛んでいるのも見たいね」
おじさん「じゃぁ　もう少し先まで行ってましょう！」

すこし、高いところまでいって田んぼのあちこちで光る蛍を見ていると・・・
一匹の蛍がかおりちゃんのところへ飛んできました。
そして、三人のすぐ上の葉っぱにとまりました。
蛍「ピカピカ・・・ピカピカ・・・」
孫娘　「蛍、きれい！かおり、初めて見た。おじさんありがとう♪」
おじさん「よかったね。また袋田に見に来てね。」

母「本当にありがとうございました。私も蛍が見れて感激です。」
おじさん「私は、これで失礼します。この道をまっすぐ行けば旅館です。気を付けていってください。」

と、名前も告げずに軽トラックで走り去るおじさんでした。
めでたしめでたし♪　

2013-06-28 20:31 nice!(25) コメント(7) トラックバック(0)