久野瀬橋でシガ発生の瞬間をとらえました。 [久慈川のシガ]
2月6日(木)、久慈川にかかる久野瀬橋で今季二回目の本格的なシガが流れました。
午前7時33分、通学路になっている久野瀬橋(通称地獄橋)を渡る袋田小学校の児童たち・・・
↑ 数日前、1月16日に撮影した同じ構図の写真を額にして校長先生に届けた時、6日は流れますよ!
と、予告しておいたので、本当に流れてよかったです。
前日(5日)は、正午の気温がマイナス0.6℃という信じられない寒さだったので、
かなり早い時間に、流れ出すと思い、5日の夜から観測を始めました。
↑ 午後7時です。水温は2.45℃です。
昨日は一日中、2℃まで気温が上がらなかったのに、水温はそれよりも上がってます。
これは、日照と地温が水温を上げたものと思われます。
↑ 午後8時、水温が2.09℃まで下がりました。
↑ 午後9時、水温1.74℃。
ほぼ、同じペースで下がってます。
実は、計測開始から、basashiさんと情報交換をしながらご教示を受けながらコメントを入れて報告しています。
↑ 午後10時、1.23℃。さらに下がりました。
この数値で、6日は、明け方を待たずにかなり早い時間にシガが発生することが予想できました。
6日は午前2時30分に起床し、測定を再開・・・
↑ 午前3時 0.16℃。
ここで、basashi さんと予報発表のタイミングを計ってます。
その様子は、こちらのfacebookグループへの投稿でご覧ください。
午前4時に0.03℃、シガが発生する0.02~0.01℃までもう少し、
すなわち、発生直前の状態まで来ました。
そして、4時10分を過ぎたあたりで・・・。
水温が0.01℃をさしていた頃、小さな氷の塊りが水面に発生しているのを確認しました。
この頃、facebookグループ「久慈川のシガ」にシガの発生を宣言しました。
この情報で、シガを観に来た方もけっこういたようです。
↑ 午前4時17分、水温がマイナス0.02℃まで下がり、20分には肉眼でもはっきりシガが流れているのがわかるようになりました。
↑ 写真では分かりませんが、シガが流れて行きます。
この時はまだ、真っ暗、空は満天の星空です。
ここで、「あれ、朝日があたってポワっと浮かぶのではなかったの?」
と、思った方もいるかと思います。
ロマンチックな川底発生説だと、そういうことになります。
今日も、何人かの方とシガ談義をしましたが、だいたいの人は、朝6時頃に川底からポワ~と浮かび上がって流れると信じています。
でも、こうして、観察してると、氷は表面で発生しています。
朝になって浮かび上って流れるのでなく、このように夜中でも流れることが確認されています。
今朝、発生したシガは、そのことを如実に語っているのです。
↑ 午前9時半 同じ場所で撮影したシガです。
↑ こちらは上小川の鷲ノ巣トンネルを出たところで、水郡線の車両と川面のシガを入れて撮影してみました。
今朝のシガは、大子町の南部では薄いシガだったのでいまいちです。
この辺りは水深が深いので、全体的に水温が下がりきらなかったのかと思います。
川の水温は、水面が一番温度が低く、深い川底の温度が高めです。
浅い瀬と、瀞が断続する久慈川、盆地である大子の地形により、シガは発生します。
今朝は、常陸太田の源氏川でもシガがみられたそうです。
条件さえ整えば、川の流氷現象は、どこでも見られるはずですが、実際にこのような川での流氷現象がみられる川は大変少なく貴重だと思います。
シガの流れる久慈川の風景を守り、多くの方に実際に見て頂きたいと思います。
午前7時33分、通学路になっている久野瀬橋(通称地獄橋)を渡る袋田小学校の児童たち・・・
↑ 数日前、1月16日に撮影した同じ構図の写真を額にして校長先生に届けた時、6日は流れますよ!
と、予告しておいたので、本当に流れてよかったです。
前日(5日)は、正午の気温がマイナス0.6℃という信じられない寒さだったので、
かなり早い時間に、流れ出すと思い、5日の夜から観測を始めました。
↑ 午後7時です。水温は2.45℃です。
昨日は一日中、2℃まで気温が上がらなかったのに、水温はそれよりも上がってます。
これは、日照と地温が水温を上げたものと思われます。
↑ 午後8時、水温が2.09℃まで下がりました。
↑ 午後9時、水温1.74℃。
ほぼ、同じペースで下がってます。
実は、計測開始から、basashiさんと情報交換をしながらご教示を受けながらコメントを入れて報告しています。
↑ 午後10時、1.23℃。さらに下がりました。
この数値で、6日は、明け方を待たずにかなり早い時間にシガが発生することが予想できました。
6日は午前2時30分に起床し、測定を再開・・・
↑ 午前3時 0.16℃。
ここで、basashi さんと予報発表のタイミングを計ってます。
その様子は、こちらのfacebookグループへの投稿でご覧ください。
午前4時に0.03℃、シガが発生する0.02~0.01℃までもう少し、
すなわち、発生直前の状態まで来ました。
そして、4時10分を過ぎたあたりで・・・。
水温が0.01℃をさしていた頃、小さな氷の塊りが水面に発生しているのを確認しました。
この頃、facebookグループ「久慈川のシガ」にシガの発生を宣言しました。
この情報で、シガを観に来た方もけっこういたようです。
↑ 午前4時17分、水温がマイナス0.02℃まで下がり、20分には肉眼でもはっきりシガが流れているのがわかるようになりました。
↑ 写真では分かりませんが、シガが流れて行きます。
この時はまだ、真っ暗、空は満天の星空です。
ここで、「あれ、朝日があたってポワっと浮かぶのではなかったの?」
と、思った方もいるかと思います。
ロマンチックな川底発生説だと、そういうことになります。
今日も、何人かの方とシガ談義をしましたが、だいたいの人は、朝6時頃に川底からポワ~と浮かび上がって流れると信じています。
でも、こうして、観察してると、氷は表面で発生しています。
朝になって浮かび上って流れるのでなく、このように夜中でも流れることが確認されています。
今朝、発生したシガは、そのことを如実に語っているのです。
↑ 午前9時半 同じ場所で撮影したシガです。
↑ こちらは上小川の鷲ノ巣トンネルを出たところで、水郡線の車両と川面のシガを入れて撮影してみました。
今朝のシガは、大子町の南部では薄いシガだったのでいまいちです。
この辺りは水深が深いので、全体的に水温が下がりきらなかったのかと思います。
川の水温は、水面が一番温度が低く、深い川底の温度が高めです。
浅い瀬と、瀞が断続する久慈川、盆地である大子の地形により、シガは発生します。
今朝は、常陸太田の源氏川でもシガがみられたそうです。
条件さえ整えば、川の流氷現象は、どこでも見られるはずですが、実際にこのような川での流氷現象がみられる川は大変少なく貴重だと思います。
シガの流れる久慈川の風景を守り、多くの方に実際に見て頂きたいと思います。
2014-02-06 14:20
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コメント(4)
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なるほど、こうやって温度計の表示を写真に撮ると説得力がありますね。
by basashi (2014-02-06 20:13)
basashi さん 数値を提供し、自分の目で確認してもらい、自己責任で判断してもらうという意味もあります。
by 袋田の住職 (2014-02-07 04:22)
早朝にご苦労様でした。j
by Silvermac (2014-02-07 06:13)
Silvermac さん さすがに睡眠時間3時間は眠かったです。でも、そのおかげで、貴重なデータがとれました。
by 袋田の住職 (2014-02-07 17:06)