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シガの水中撮影を試みるNHKのカメラマンの皆さん [久慈川のシガ]

1月26日、茨城県を流れる久慈川にシガと呼ばれる流氷現象が現れ、NHKが収録していきました。

今日は、その収録の様子などを通して、神秘の自然現象「シガ」をご紹介いたします。

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↑ 大子町下野宮の七曲りでシガを撮影するNHKのスタッフです。

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↑ 26日、夕方と夜、こんな感じで煌めくシガの映像が水戸と東京のお茶の間に流れました。

そして・・・

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↑ お茶の間に流れた、水中撮影の映像です。

七曲り付近は、水がきれいに澄んでいるので、美しい水中映像が撮れます。

しかし、この撮影が大変でした。

というのも、この時の水温はマイナス0.02℃の過冷却状態、
あっという間に、水槽のガラスやカメラのレンズに氷が付着してしますのです。

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↑ 久慈川のシガ研究会の関根さんと、NHKのカメラマンがお話しています。

シガが現れたのは、朝7時30分頃から・・・

7時50分頃からは、上流からどんどん流れてくるようになりました。

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↑ 次第に、はっきり見えるようになってきました。

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↑ 川の中に入ってシガの水中撮影を試みているNHKのスタッフ3名・・・

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↑ こちらは、シガを撮影する七曲りの板長上谷泰久さんです。

夕方6時10分からのNHK水戸放送局「いば6」の冒頭に氷をすくう板長の声と姿が!


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↑ 光が当たるようになると、光ってシガが写しやすくなります。

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↑ 私が撮影したシガです。

私は、5時30分から9時40分まで七曲りにいましたが、
NHKのスタッフも6時30分から、9時30分まで3時間にわたって取材していました。

次第に水温があがり、そうなるとレンズへの氷の付着も少なくなり、きれいに撮れるようになりました。

ニュース845で放送された時間は、1分40秒でした。

わずかな時間の放送のために、苦労して撮影していたスタッフの姿に頭が下がります。

最後に、地元でシガの観測を続けている人として登場した袋田の住職です。

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「思ったよりたくさん流れて、よかったです。シガが流れる自然環境を守っていきたいです。」

と、コメントさせて頂きました。

今回、裏方として前日からサポートさせて頂いていましたが、皆さんの勧めでインタビューを受けることになり、画面にも登場してしまいました。

なんで、住職が?と思った人もいるかと思いますが、前々記事をお読みいただくと私がいた理由をご理解いただけるかと思います。

この日の収録、特に水中撮影を試みる過程で、大きな発見がありました。

このことは、後日、改めてご報告する予定です。

いずれにしても、今季、茨城県内の久慈川本流で、美しい映像の撮れるようなシガが流れたのは、
この日、この場所しかなかったということになりそうなので、本当に、たくさん流れて良かったです。


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コメント 3

せつこ

こちらでは見られない現象です。
相当冷え込むのでしょうね。
by せつこ (2016-01-30 08:39) 

an-kazu

D700をお持ちなのですね(^^)v


by an-kazu (2016-01-30 10:33) 

袋田の住職

せつこ さん 北関東はとても冷え込むのですよ・・・

an-kazu さん ばれちゃいました(笑)野鳥撮影用です。
そろそろ新兵器を購入しようかと思っています。
by 袋田の住職 (2016-01-30 11:39) 

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