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春の彼岸に入りました [法話]

今日から春の彼岸です

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青空が広がり、境内には梅の花がかぐわしい香りを漂わせています。

春の彼岸の頃になると、野鳥の動きが活発になり、魚も活動的になります。

さて、昨晩、大林宣彦さんがTVに出演しているのをみて、20年前に龍泰院だよりに書いた文章を思い出しました。


この時、たまたま、東京へ向かう車のラジオで大林宣彦さんの話を聴いてまとめたものです。

尾道三部作などの名作を生み出した映画監督の大林宣彦さんが尾道にこだわる理由は、
少年の時の自分の目で、自分の作品を判断するためだそうです。

初心を大切にする姿勢が、見る人純粋に感動させる秘密だと感じました。

そして、もう一つ、こんなエピソードを話されてました。

平成8年に開催された、ひろしま国体の総合演出を担当した際、
子供たちに標準語を徹底させようという動きがあったそうですが、
それに対し、大林監督は、方言で迎える事こそ素晴らしいと主張されたそうです。

それから20年たって、日本中、どこにでも、同じような大型店舗があるようになりました。
方言を使う世代も高齢化しています。
お国訛りには何とも言えない温かさを感じるし、コンビニは便利ですが、個人経営のお店で心のこもったサービスを受けるとほっとします。

2019年には、茨城国体が、2020年には東京五輪が開催されることになっています。

どのように、全国の、そして、全世界の人を迎えたらいいのか?
そのヒントは、この辺りにあると思います。

春は、旅立ちの季節、数々の別れと出会いがある季節です。

ふるさとの訛りを恥ずかしく思ったり、標準語になれるのに苦労したりするかもしれませんが、
自分は自分です。世界にたった一人の自分です。

ふるさとに、そして、自分に誇りを失わずに、自分を見失わずに、
新しい環境でも、過ごしていきましょう♪

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