⑥鷲ノ巣山縦走記その６（完結編）

４月13日に撮影した、鷲ノ巣山から下津原要害にかけての山なみです。



↑　急斜面には山桜が美しく咲いています。

さて、このシリーズの最終回になります。
前記事まで、眺望を楽しんでいただいた２５６ピークの現状をご覧ください。



↑　東日本大震災で頂上付近もガレ場となっています。

この、崩落があったので、しばらくはこの山への登山を自重していました。





↑　鷲ノ巣山です。

葉が茂ると眺望はあまりよくありませんが、ここは、断崖絶壁の上になります。
鷲ノ巣山の峰は三段になっていて、最高地点は一番西のピークです。



↑　ここには、お富士権現が祀られています。
以前は、下津原の人が御神酒あげに登ってきたそうですが、今は、大変なのでこの行事は行われていません。



↑　イワウチワの群生する北側に回り込む道が下山ルートです。

下津原側へ下山する途中に何ヶ所か絶景ポイントがあります。



↑　生瀬富士と月居山が見えます。



↑　下山ルートの途中に、「下津原要害」と呼ばれる戦国時代の砦の跡があります。
一枚目の写真の山桜が咲く斜面の上の松の生えた平坦部が城跡です。



↑　そこからは急な下り道になります。



↑　すっとおりていくと、佐竹時代の金山の坑道跡があります。
縦穴で危険なので、中には入らないでください。

近づくと、暖かい空気が出てくるのがわかります。



↑　下津原側の登山口です。

案内看板はありますが、登山者はそれほど多くない山なので、藪になってるところもあります。



↑　下津原に出ました。ここから１．５ｋｍ歩いて、袋田駅に戻りました。

地元に住む人もあまり登らない山ですが、秋から冬にかけては、眺望がすばらしく、
春先にはイワウチワやミツバツツジが見られる健脚の方にお勧めの山です。

コメント 5

歴史を感じる場所で(^^)眺め最高ですね
金山があったんですか？知らなかったです(｡-_-｡)
by もーもー (2016-04-17 11:29) 

毎日拝読している水戸市民です。
地元の人が「かねやま」と呼んでいるのがこの金山のことでしょうか？穴は１つですか？それから、鷲の巣山にはマムシがたくさんいると言われているのはただの噂でしょうか？
by 金蔵 (2016-04-17 19:57) 

もーもーさん、佐竹時代の古い金山跡です。縦坑なので危険です。
by 袋田の住職 (2016-04-17 22:06) 

金蔵さん、太郎山山塊は、金が採れる山です。南側の塩沢金山、南西の栃原金山、それに下津原金山は昭和まで採掘が行われてました。かねやまは沢を隔てた北側の山の上に有ります。下津原要害付近には、坑道跡がありますが、これらは、戦国時代の古いものみたいです。
by 袋田の住職 (2016-04-17 22:12) 

マムシを捕まえて売っている人はいます。八溝山なども金が採れるので、今でも趣味で砂金とりをしている人がいます。採算性は有りませんが、
by 袋田の住職 (2016-04-17 22:15)