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②「趣味どきっ!」で紹介された月居山-その2-(めざせ月居峠編) [奥久慈の山]

前記事の続きです。
いよいよ、旧月居峠の道路を離れ、登山道を月居観音をめざします。

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↑ 落ち葉を踏みしめながら緩やかに登って行きます。




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↑ 登山道の横には地層が露出しています。

このシリーズの最後に袋田の滝が登場しますが、今から1300万年前の海底火山の噴出物で、
男体山や篭岩、生瀬富士、袋田の滝といった特徴ある地形が形成されますが、
ここで見られるのは、その下位地層、もっと古い堆積岩です。

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↑ きれいに傾いた地層で、この層からは、化石が見つかることもあります。

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↑ 落葉樹の葉はだいぶ落ちてますが、きれいに色づいている木もまだまだあります。

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↑ 13番ポイントの先は下が針葉樹の人工林、上が広葉樹の原生林です。

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↑ 山頂直下の急斜面に巨樹が林立する幻想的な場所です。

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↑ 袋田の滝の瀧見茶屋の横から登ってくる道と月居観音堂の真下で合流します。

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↑ 巨岩が転がっていて、その間を通って登って行きます。

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↑ 江戸時代の月居峠です。

ここは、海の物を山に運んだり、山の産物を運んだりする街道の峠でした。

幕末に起きた、元治甲子の変(1864年)の天狗諸生の戦いの激戦地で、大子に入った水戸藩天狗党の武田耕雲斎や藤田小四郎ら1000人が、ここに攻め登ってきましたが、
山上で迎え撃つ水戸藩諸生党、家老市川三左衛門や新発田勢2000人の部隊に撃退され、退却したそうです。その後、天狗党一行は、西に向って進軍しましたが、敦賀で投降し、処刑されました。

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↑ 月居観音の鐘着堂が見えてきました。

哀しげ長く余韻を響かす鐘の音は、鎮魂の響きです。

③ 「趣味どきっ!」で紹介された月居山-その3-(鐘を鳴らして山頂へ編)へ続く・・・

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