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明治23年の大洪水を超えていました。 [防災!復興祈願]

10月14日(月)朝から、本格的な片付け作業が始まる前の時間帯に、
被災された地区の檀家総代さんの家を回って、檀家さんの被災状況を聴いてきました。

龍泰院は井戸水も使えるので、貯めておいた水で給水して来ました。

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↑ 軽トラにローリータンクを乗せた、簡易給水車で私も給水活動へ

田舎なので、自宅の井戸が機能している人も多く、また、食料も確保できています。
ただ、泥を流したり、トイレを流したり、特に小さな子供さんがいるところは水が必要です。

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14日、15日、龍泰院駐車場が給水所になっています。休憩時間、水を取りに行っている時間帯は待っているようですが、基本的に朝9時から午後7時まで利用できます。


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↑ 今朝は1.2m増水、まだ水位は高いですが、流された橋梁が見えてきました。

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↑ 久野瀬橋も見えてきました。

ところで、今回の増水はどれほどだったのでしょうか?過去の記録と比べて見ました。

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↑ 久野瀬地区は昨日のお昼頃やっと通れるようになりましたが、回りは泥だらけです。

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↑ 久野瀬鎮守の諏訪神社です。

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↑ 神社の入り口の階段の右横に石碑があります。(自然災害伝承碑)

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以前も紹介した、明治23年の大洪水の惨状を記録した「可恐(おそるべし)」の石碑です。

そして、今回は・・・

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↑ 色が変わっているところ、杉の枝があるところが今回の最高水位です。

8月の記事の写真と比べると、この色の違いが分かると思います。

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↑ 明治の石碑より階段にして五段分高い位置まで水が来ています。

明治の洪水は22尺、すなわち6.6mと記録されています。

それより1m高いということは7.6mということになります。

今回10月12日から日付が変わる頃にかけて久慈川橋の水位観測所で7.6mを記録しています。

場所は違いますが、この数字は一致します。

ちなみに、増水している途中、下津原と下野宮の水位観測施設は故障して情報が途絶えました。

給水所の情報は、上記していますが、龍泰院の井戸は機能してます。

本堂前の水屋で、水をくむことが出来ます。

檀家さんには、うちの水屋の水も開放しますのでご利用ください。


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コメント 5

袋田の住職

14日、午後5時頃、水道復旧しました。袋田川西は断水解消です。
by 袋田の住職 (2019-10-14 18:10) 

はる

今までにない想定できない、、、と言われますが、
本当にそうなってきているのですね。
by はる (2019-10-15 21:14) 

袋田の住職

はる さん いつかは、明治23年の記録を超える大洪水が起こるとは思っていましたが、それが、今だったとはやっぱり驚きです。


by 袋田の住職 (2019-10-17 16:56) 

多歩男

この碑と同じ名前の「可恐」碑が、NHK茨城県域ニュース(いば6)で、9/9に紹介されていました。
大子町が、国土地理院が運用する自然災害伝承碑に登録しようという取組が進められているそうです。
by 多歩男 (2020-09-25 19:52) 

袋田の住職

多歩男さん、今、NHKでさらに取材を続けています。来月も詳細な様子が放送になる予定です。
by 袋田の住職 (2020-09-27 09:38) 

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