湧出温度97.3℃ ペーハー１．１３！ 日本最強の療養温泉です。

台風19号の水害からもうすぐ20日になります。

被災された住民は、体力的にも精神的にも限界にきているかと思います。

人間というのは、休みなしで働き続けられるほど、強い動物ではありません。

野生動物は、常に緊張を強いられる中を生き続けていますが、人間には休息が必要なのです。

被災された地域から、外に出るのも、心を癒すには最適です。

そこで、以前訪れた日本一の療養温泉、玉川温泉をご紹介します。



↑　こちらは、現代的に建てられた新玉川温泉です。

湯治場の雰囲気が残る、玉川温泉と同じ源泉を使ってます。

それでは、世界の希湯、玉川温泉のお湯に入ってみましょう




↑　玉川温泉と共通の源泉は、湧出温度97.3℃と100℃に迫り、ペーハー１．１３、日本一の強酸性温泉です。



↑　浴室配置図です。いろいろな浴槽があります。

前の日の夜に、ひと通り入りましたが、写真撮影禁止なので、翌朝午前4時の開湯前に中を撮影させて頂きました。



↑　源泉５０パーセントの浴槽など、酸性を弱めた浴槽、熱い浴槽、ぬるめの浴槽などあるので、

選んで入ることが出来ます。



↑　源泉100パーセント1.13という信じられないほどの強酸性の温泉です。

体がピリピリするので長湯は禁物です。

熱交換方式で97.3℃の源泉温度を下げているので、濃度を薄めずに適温のお湯に入ることが出来ます。

強酸性のお湯なので、顔を洗わない、金歯や、眼鏡もお湯に触れないように気を付けなければ、腐食してしまいます。上る時は、懸け湯を十分にして、強い酸性のお湯を洗い流す、という注意が必要です。




↑　蒸し風呂である、箱湯です。ふたを開け、お湯をかけて蒸気を作り、中に入ります。



↑　湯治場の雰囲気の古風な作りですが、洗い場もきちんと区切られ、よくできています。



↑　日本一の療養温泉、奇跡の湯は、日帰り入浴施設も併設されてます。



↑　屋内岩盤浴もあります。

玉川温泉は、屋外での岩盤浴となりますが、こちらは、きれいな部屋で岩盤浴ができます。

温泉療法は、血液やリンパの流れを良くし、免疫力を高めます。

温熱効果で、筋肉や神経から来る痛みを和らげてくれます。

ただ、ここは、強すぎる温泉なので、無理は禁物です。

たくさんはいれば、どんな病気でも治るというものでもありません。

でも、疲れた身体と心を癒すには最強の温泉だと言えるでしょう。



↑　玄関先には、ブナの巨木がそびえています。黄葉がとてもきれいでした。

都会の喧騒を離れ、深い森林に囲まれていることも、心の安らぎにつながりますね。