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抗体が4分の1になっても心配ご無用です [評論]

8月26日(木) わが大子町は35℃に達し、猛暑日となりました。

外に出るとボーっとするので、朝のうち畑の草とりをして、家の中で過ごしています。

ファイザー製のワクチンは、ワクチン接種後3ヶ月で抗体が4分の1になるという発表があったというニュースがありました。

さっそく、せっかくできた抗体が4分の1になってしまうなら、ワクチン接種の意味がないじゃん!
という、コメントが!

でも、心配ご無用です。

4分の1になっても、感染して得られる抗体よりもはるかに多く、その効果は十分だそうです。

もともとワクチンというのは、ウィルスが侵入してきたときに撃退する「抗体を作る仕組み」を、獲得することが目的です。

抗体自体は、月日が経てばだんだん少なくなります。

ただ、次回、同じようなウィルスが侵入してきたときに、抗体の設計図があるので、すぐに抗体を作ってウィルスを撃退します。

それを、免疫といいます。

医学関係者なら当然わかっていることですが、発表の仕方で、人々に間違った印象操作を行うことができるという例ですね。


ボーっと生きている人は、だまされますね・・・

ワクチンと免疫の話は、こちらで

抜粋

「獲得免疫」により抗体が作られ、侵入してきた病原体と戦う流れを見てみましょう。


①異物が体内に侵入すると、病原体と戦う「自然免疫」担当細胞であるマクロファージや樹状細胞が「獲得免疫」担当細胞であるヘルパーT細胞に異物の侵入を伝える
②情報を受け取ったヘルパーT細胞は、B細胞に抗体を作るように指令を出す
③指令を受けたB細胞が抗体を作る
④抗体やキラーT細胞が病原体と戦う
このように、ある病原体に対して一度抗体が作られると、再び同じ病原体が体に侵入してきたときに、抗体が一度目よりも速やかに作られるため、病原体を早期に排除してくれるのです。これが「獲得免疫」の仕組みです。

動画でもご覧いただけます。
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