今朝は、シガの誕生の瞬間を見届けてきました。 [久慈川のシガ]
いよいよ、このシリーズもシガ発生のメカニズムに迫ります。
1月18日(土)の朝、大量のシガが流れた16日程の冷え込みはなかったものの、
私は、前日のように雲が出なければ、七曲りまでは流れると思っていました。
そこへ、午前6時45分頃、basashiさんの、facebookグループ「久慈川のシガ」への書き込みをみつけました。
「シガが流れ出す瞬間が見たいという研究者は、新夢想橋に来て下さい。30分後にシガが発生します。」
とのことでした。
急いで準備して、軽トラで出動、午前7時20分頃到着しました。
↑ 水温を測定するbasashiさんです。
発生が、basashiさんの予想よりも少し遅れたので瞬間に立ち会えました。
この時、水温はマイナスで、すでにシガが発生しているとのことでした。
しかし、橋の上から肉眼では見えません。
そこで、500mmの望遠レンズで覗いてみると・・・
↑ シガの子どもが生まれていました。
午前7時30分頃になると、basashiさんの予想通り、徐々に橋の上からもシガが見えるようになりました。
↑ 流れてくるシガをざるですくうbasashiさん シガを見に来た方にも見せていました。
↑ 朝日があたってきた矢祭山です。
ここは、シガが流れていなくても素晴らしい景色の場所です。
しかも、福島県というか、東北地方の最南端になる場所です。
観察を続けるbasashiさんを残して、七曲りに向かいました。
facebook仲間の情報だと、7時30分には流れていなかったそうですが・・・
↑ 7時45分頃にはシガが流れ始めてました。
この時の流水温は・・・
↑ マイナス0.2℃を示しています。 (basashiさんの補正値では0.0℃)
次に向かったのは、久野瀬橋・・・
先日シガが流れていた時は、マイナス0.2℃でしたが・・・
↑ 今日は、流れていません。
↑ 流水温はプラス0.4℃でした。(basashiさんの補正値ではプラス0.6℃)
わずか0.6℃の違いですが、それによりで、この日の久野瀬では発生しなかったようです。
次に向かったのは、袋田の滝、
↑ 馬洗淵です。
↑ なんと、ここの流水温はマイナス0.4℃を示していました。(basashiさんの補正値ではマイナス0.2℃)
袋田の滝を流れ下って来た水は、過冷却になっているのが確認できました。
こんな冷たい水が流れているのですから、滝も凍るはずです。
今日、大子のシガ研究の第一人者nidaira先生がFMだいごに出演し、
シガ予報とシガ発生のメカニズムについて答えてました。
30年ぐらい前に発表され定説になっている「川底発生説」を否定されました。
川底に発生した氷が、日の出とともに浮かび上がり流れだすという説です。
否定した根拠は、私が以前書いたのと同じで、一晩中シガが流れたことがあるということからでした。
私は、ただ単純に水温が十分に下がればシガは発生すると考えています。
basashiさんは、川底説について「実にロマンティックだけど、疑問がある」ので調べ始めたそうです。
3年前から、週末に矢祭りに通って、シガが流れても流れなくても水温を計測していました。
今日、仁平先生が、FMだいごで説明されたのはさざ波説でした。
流れる川の水が、どこで、どのように固体であるシガに変わるのかについてはわかりませんが、
今朝の水温測定の結果は、水温によってシガは生まれることを物語っていると思います。
basashiさんのような精度の高い水温計を発注してあるので、もう少し調査を進めていきたいと思っています。
いずれにしても、めったに見られない神秘の自然現象「久慈川のシガ」
皆さんも見に来てください。
その際は、くれぐれも発生予報で確認して、空振りに終わらないように・・・
たとえ空振りに終わっても温泉に入ったり、グルメを楽しんだり、冬の奥久慈は十分楽しめます♪
1月18日(土)の朝、大量のシガが流れた16日程の冷え込みはなかったものの、
私は、前日のように雲が出なければ、七曲りまでは流れると思っていました。
そこへ、午前6時45分頃、basashiさんの、facebookグループ「久慈川のシガ」への書き込みをみつけました。
「シガが流れ出す瞬間が見たいという研究者は、新夢想橋に来て下さい。30分後にシガが発生します。」
とのことでした。
急いで準備して、軽トラで出動、午前7時20分頃到着しました。
↑ 水温を測定するbasashiさんです。
発生が、basashiさんの予想よりも少し遅れたので瞬間に立ち会えました。
この時、水温はマイナスで、すでにシガが発生しているとのことでした。
しかし、橋の上から肉眼では見えません。
そこで、500mmの望遠レンズで覗いてみると・・・
↑ シガの子どもが生まれていました。
午前7時30分頃になると、basashiさんの予想通り、徐々に橋の上からもシガが見えるようになりました。
↑ 流れてくるシガをざるですくうbasashiさん シガを見に来た方にも見せていました。
↑ 朝日があたってきた矢祭山です。
ここは、シガが流れていなくても素晴らしい景色の場所です。
しかも、福島県というか、東北地方の最南端になる場所です。
観察を続けるbasashiさんを残して、七曲りに向かいました。
facebook仲間の情報だと、7時30分には流れていなかったそうですが・・・
↑ 7時45分頃にはシガが流れ始めてました。
この時の流水温は・・・
↑ マイナス0.2℃を示しています。 (basashiさんの補正値では0.0℃)
次に向かったのは、久野瀬橋・・・
先日シガが流れていた時は、マイナス0.2℃でしたが・・・
↑ 今日は、流れていません。
↑ 流水温はプラス0.4℃でした。(basashiさんの補正値ではプラス0.6℃)
わずか0.6℃の違いですが、それによりで、この日の久野瀬では発生しなかったようです。
次に向かったのは、袋田の滝、
↑ 馬洗淵です。
↑ なんと、ここの流水温はマイナス0.4℃を示していました。(basashiさんの補正値ではマイナス0.2℃)
袋田の滝を流れ下って来た水は、過冷却になっているのが確認できました。
こんな冷たい水が流れているのですから、滝も凍るはずです。
今日、大子のシガ研究の第一人者nidaira先生がFMだいごに出演し、
シガ予報とシガ発生のメカニズムについて答えてました。
30年ぐらい前に発表され定説になっている「川底発生説」を否定されました。
川底に発生した氷が、日の出とともに浮かび上がり流れだすという説です。
否定した根拠は、私が以前書いたのと同じで、一晩中シガが流れたことがあるということからでした。
私は、ただ単純に水温が十分に下がればシガは発生すると考えています。
basashiさんは、川底説について「実にロマンティックだけど、疑問がある」ので調べ始めたそうです。
3年前から、週末に矢祭りに通って、シガが流れても流れなくても水温を計測していました。
今日、仁平先生が、FMだいごで説明されたのはさざ波説でした。
流れる川の水が、どこで、どのように固体であるシガに変わるのかについてはわかりませんが、
今朝の水温測定の結果は、水温によってシガは生まれることを物語っていると思います。
basashiさんのような精度の高い水温計を発注してあるので、もう少し調査を進めていきたいと思っています。
いずれにしても、めったに見られない神秘の自然現象「久慈川のシガ」
皆さんも見に来てください。
その際は、くれぐれも発生予報で確認して、空振りに終わらないように・・・
たとえ空振りに終わっても温泉に入ったり、グルメを楽しんだり、冬の奥久慈は十分楽しめます♪
2014-01-18 18:44
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コメント(7)
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おはようございます。
シガの発生メカニズムは大変興味深いです。
発生の瞬間を見たいものです^^。
by 海を渡る (2014-01-19 09:00)
海を渡る さん 発生のメカニズムは大変興味深いです。ただ、私は科学者ではないので、水温などを測って資料を提供する、発生状況をお知らせする、それから、美しい写真を撮って皆さんにシガの素晴らしさを知ってもらう。と言う活動をしていきたいと思っています。
by 袋田の住職 (2014-01-19 13:15)
今日(1/19)は風が強かったですね。
朝から袋田の滝「氷瀑」を見に行きましたよ^^
by まー坊 (2014-01-19 17:39)
最近テレビのニュースでもよく見ますね
水温こんなに低いのですね
by silverag (2014-01-19 17:59)
シガの美しい写真を期待しています。出来たら、水中写真も。
by テリー (2014-01-19 18:31)
さざ波でシガができるのであれば、急流部では大量発生するはずです。
どちらも流心水温を下げる効果はありますが、それだけではシガにならないと思います。
by basashi (2014-01-20 22:29)
まー坊 さん ありがとうございます。19日は冷え込みが緩んだのですが、
滝は、そこそこ氷ってました。
silverag さん 流れる川の水の温度が、0度台とか、マイナスの水温ってすごいですね。
テリー さん なかなか、流れてくれません。微細なのは流れるのですが、
写真に撮って絵になるのが流れる日は少ないです。
basashi さん あらためて久慈川を眺めてみると、本当に急な瀬と瀞が断続的に続きます。
静かにゆっくり流れる瀞のところがシガのスポットになってますね。
by 袋田の住職 (2014-01-21 15:36)