SSブログ

昭和42年に常安寺様へ寄進された曲禄の話です [冠婚葬祭]

4月14日(日)に行われた常安寺仏前結婚式の秘話です。

それは・・・

42.jpg

↑ これは曲禄(きょくろく)といって、導師が座る椅子です。



43.jpg

↑ 昭和42年にこの曲禄を寄付された方の名前が書かれています。

実は、この曲禄、昨年令和5年8月10日に施食会の時、導師である常安寺住職が座った時にこわれてしまいました。

その時すでに、来年の4月に仏前結婚式を行うことが決まっていて、
今回、式師である私が座ることになっていました。

50年以上たっている曲禄なので、新しくしたら!という話になり、

この時、手伝いに来ていた新婦さんを迎えに来たお母さんがこれをみて、

なんと!!!

この名前は、実家の親戚の方だ!ということに気がつきました!

私は、親戚が常安寺の檀家さんであることを知らなかったのでびっくりでした。

それでは、直して使おう!ということで、廃棄ではなく、補修することになりました。

41.jpg

↑ 結婚式で、新郎新婦が「三々九度」の盃事をしているのを曲禄に座った私が見守っている写真です。

もし、去年の施食会で壊れていなければ、今回、座った時にこわれた可能性が高いです。

いずれにしても、新郎と新婦が見えない所でつながっていたという本当に不思議なご縁でした。

常陸大宮市山方の新郎と、日立で暮らしてきた新婦は、こうしたご縁によって結びついたのかもしれません。


nice!(8)  コメント(2) 

nice! 8

nice!の受付は締め切りました

コメント 2

norisuke

ほんと縁はあるんですよね。補修しながらでも使っていきたいですね。
仏式の結婚式もっと増やしたいですね。
by norisuke (2024-04-17 16:32) 

袋田の住職

norisukeさん たまにしかやらないので、何回も練習して本番に臨みました。
こうしたご縁を知らなかった新郎新婦が一番びっくりしてました。
仏縁を大事にしていきたいです。
by 袋田の住職 (2024-04-17 17:54) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント