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にっぽん百低山「月居山」が放送になりました [奥久慈の山]

昨日12月21日(水) 12:20~43まで、予定通りにっぽん百低山が放送になりました!

公開できる範囲で、撮影裏話をご紹介します。

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↑ まずは、今日、雨上がりの月居山です。

すっかり冬枯れになりましたが、木の葉がおちると眺めはよくなります。

けっこう前に、観音堂の中を撮影したいと制作会社から事前に問い合わせがあり、

滝本区長さんから鍵を借りて、12月6日の坐禅会のあと、登って大掃除をしました。


この3年は、コロナ禍で大祭が中止になっていたので、お掃除もしていませんでした。

お堂の中は、吹き込んだ枯葉と大量のカメムシのオスがいて、どうしようかと思いましたが、

ちょうど、9日に撮影につきそう観光ボランティアの永瀬さんが来たので、

ふたりで徹底的に掃除することにしました。

緋毛氈は埃だらけだったので、思い切って巻き取り、板を出しました。

9日は吉田類さんと羽田美智子さんが中でお参りできたので良かったです。

実は、10日に、改めて観音様を撮影するということでそれにも付き合いました。

この日は、幕をたくし上げたので観音様をきれいに撮影できました。

映像をよく見ると、9日に撮影した部分と、10日に撮影した部分がわかるかと思います。

実は、この観音様、幕末天狗諸生の乱のとき光明寺が焼失しましたが、

地元民が、命がけで救いだし、かくまったそうです。

その夜、観音様が夢枕に現れ「私を月居山を望める、龍泰院に安置せよ」と言われたので、

恐れおののき、龍泰院へと移したという言い伝えが残っています。

その後、78年龍泰院で月居山を見ながら過ごされた観音様は、昭和17年に再建された月居観音堂に戻りました。

老朽化により、観音様は、一時袋田温泉裏手の御堂で保管されていましたが、

平成13年6月23日に修復を終えた観音堂にお稚児さんや信者の方に先導され戻りました。

今日、その修復工事を行った大工さんのお父さんの三回忌の法事で、大工さんとその時の話をしました。

外回廊が傷んでいて危険なので、一般の立ち入りはできませんが、6月23日の祭礼の日は、信者の方の管理下で御開帳となります。

時間は10時ごろですので良かったらお参りに来てください。

撮影裏話はまだまだありますが、ブログ内記事検索で「月居山」を検索して頂くと、

過去の、月居山に関する記事や、絶景ポイントからの眺め、貴重な植物や生き物の写真もありますので

良かったら、見てください。


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norisuke

ほんと良い番組で、知らなかったことが多く、もっと勉強して楽しみたくなりました。冬場は山ならしによく登ってましたが、また再開しました。手頃だけど楽しめる山ですね。僕のブログにも今日だけでも120名
以上来てるみたいです。
by norisuke (2022-12-22 17:05) 

袋田の住職

norisukeさん 月居山のアクセス数すごいですね!
月居山もこれで全国区です。
袋田からは旧道から登ることが多いですが、
最近は、体力の関係で生瀬から登ることが多いです。
それと、月居山は野鳥が多いのでそれも楽しみです。
ハヤブサが飛んでいるし、他の猛禽類もいます。
冬は、ベニマシコやルリビタキもいますが、
norisukeさんのホームグラウンドの方が撮影できる確率は高いですね。
by 袋田の住職 (2022-12-23 17:53) 

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