江戸の背後を守る幕府重鎮の城「川越城」 [日本の城]
日本の城には桜がよく似合います。
今回、川越へ行ったのは檀家さんの葬儀という仕事だったのですが、
思いのほか早くついたため、桜が満開の川越城を訪ねてみました。
まずは、市役所前の太田道潅公の像を・・・
川越城の歴史は、関東管領扇谷上杉氏の家臣であった太田道真、道潅親子が、古河公方足利成氏に対抗するためこの地に城を築いたのが始まりと云われています。
やがて、小田原の北条方の城となり、家康が関東に入ると、重臣酒井重忠が入城、以降、その重要性から徳川家の重鎮が住む城となりました。
1639年に知恵伊豆と称された松平信綱が入城すると、城域が拡張され城下町も整備された。
↑ 再建された川越城の中の門です。
城下町と城内を分ける西大手門から入ってきた人は、中の門を通り、三の丸門、北門と通り、本丸に入ります。
↑ 門の周囲は深い堀や土塁で守られています。
↑ 川越市立博物館方向(北から)見た本丸です。
桜が満開でした。
川越城の中心部は、高校や小学校、神社などになっています。
↑ 本丸御殿は修復中でした。
川越城本丸御殿の修復状況はホーム―ページで公開されています。
↑ 嘉永年間(1848~54)に再建されたという立派な建物です。
本丸の南西隅には三重櫓の富士見櫓が聳えてました。
櫓台は土で築かれ、周囲を土塀で囲み、低石垣の上に建てられていたそうです。
川越城に天守閣はありませんでしたが、富士見櫓が天守の代わりをはたしてました。
櫓が建っていたところへ登ることができます。
川越城は、低湿地に囲まれ、堀や細長い曲輪や馬出などで防御を固めた城でした。
西日本で見られる総石垣のお城のような派手さはありませんが、関東独自の近世城郭の特徴がある城郭です。
次記事では、小江戸と呼ばれる川越の蔵造りの町並みと時の鐘を紹介します。
今回、川越へ行ったのは檀家さんの葬儀という仕事だったのですが、
思いのほか早くついたため、桜が満開の川越城を訪ねてみました。
まずは、市役所前の太田道潅公の像を・・・
川越城の歴史は、関東管領扇谷上杉氏の家臣であった太田道真、道潅親子が、古河公方足利成氏に対抗するためこの地に城を築いたのが始まりと云われています。
やがて、小田原の北条方の城となり、家康が関東に入ると、重臣酒井重忠が入城、以降、その重要性から徳川家の重鎮が住む城となりました。
1639年に知恵伊豆と称された松平信綱が入城すると、城域が拡張され城下町も整備された。
↑ 再建された川越城の中の門です。
城下町と城内を分ける西大手門から入ってきた人は、中の門を通り、三の丸門、北門と通り、本丸に入ります。
↑ 門の周囲は深い堀や土塁で守られています。
↑ 川越市立博物館方向(北から)見た本丸です。
桜が満開でした。
川越城の中心部は、高校や小学校、神社などになっています。
↑ 本丸御殿は修復中でした。
川越城本丸御殿の修復状況はホーム―ページで公開されています。
↑ 嘉永年間(1848~54)に再建されたという立派な建物です。
本丸の南西隅には三重櫓の富士見櫓が聳えてました。
櫓台は土で築かれ、周囲を土塀で囲み、低石垣の上に建てられていたそうです。
川越城に天守閣はありませんでしたが、富士見櫓が天守の代わりをはたしてました。
櫓が建っていたところへ登ることができます。
川越城は、低湿地に囲まれ、堀や細長い曲輪や馬出などで防御を固めた城でした。
西日本で見られる総石垣のお城のような派手さはありませんが、関東独自の近世城郭の特徴がある城郭です。
次記事では、小江戸と呼ばれる川越の蔵造りの町並みと時の鐘を紹介します。
2010-04-13 17:00
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コメント(25)
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本丸御殿、修復中で残念でしたね。
by 青い鳥 (2010-04-13 18:32)
川越の蔵造りの町並みは良く保存手入れされていて見事ですね。
川越城は見ないでしまいましたので、機会があればそのうちに^^
by 弁慶 (2010-04-13 20:24)
青い鳥 さん 本当に残念でした。川越城で見どころといったらやはり本丸御殿ですからね・・・
弁慶さん、川越は見どころいっぱいです。お城は天守閣はないし石垣もないので、
あまり注目されませんね・・・
でも、江戸幕府の城郭として重要な拠点です。
by 袋田の住職 (2010-04-13 21:14)
NHKの連ドラの舞台ともなり小江戸川越すっかり有名です。
私はCOEDOビール醸造所へ行ってできたての生ビールを
一度飲みに行きたいと思っています。
by aranjues (2010-04-13 21:30)
太田道潅公の狩りの話は有名ですね。
川越も見るところ有りますね、行ってみようかな!
by せつこ (2010-04-13 21:44)
歴史を感じますね。
by こうちゃん (2010-04-13 22:07)
平城って残らないんでしょうね。馴染みは薄いです。
改修中でしたか。残念。
見ていたらまた行きたくなりました。
by テレマーカー (2010-04-13 22:14)
5月に川越に行く予定です。楽しみですね。
by SilverMac (2010-04-13 23:02)
修復が終ったら是非とも行ってみたいです。
by ゴーパ1号 (2010-04-13 23:25)
川越・・・・小学校の時遠足で 飴きり見学 に行ったことがあり、飴に触らしてもらって、ものすごく熱かったのを覚えてますよ、都内だって浅草に行けば今でも見れるのにね。
by yamaoji (2010-04-13 23:29)
近い所沢にいるのに知りませんでした。
最近も川越にチャリンコで三回ほど行っていたのですが。
by 新危機管理研 (2010-04-14 00:08)
ええ?これがお城?と思いましたが土地柄なのですね
by うしさん (2010-04-14 06:14)
aranjues さん 朝の連ドラの舞台にもなりましたが、蔵造りの町並みが残る観光地として脚光を浴びてますね。
地ビールは気付きませんでしたが、甘味どころや和菓子屋さんが目につきましたね。
せつこ さん 新潟からは東京へ向かう通り道ですよね。
茨城からは街道が違うのであまり通りません。。。
こうちゃん 江戸時代から栄えた町ですから歴史がありますね。
テレマーカー さん 現況は市街地になっているので遺構は少ないです。
その遺構の多くも学校や神社になっています。
SilverMac さん 川越は歩いて回れる範囲に見どころが多いです。
ゴーパ1号さん 修復が終わるのが楽しみです。
yamaojiさん 小江戸というだけあって江戸の町の雰囲気が残ってますね。
町のオジサンの言葉使いが東京よりも江戸っ子の話し方です。
新危機管理研 さん 川越というと蔵造りの町並みと時の鐘ですが、
城好きにとって川越城は欠かせません。
富士見櫓も三重櫓としてはけっこう立派だったようですし・・・
by 袋田の住職 (2010-04-14 06:23)
我が町は立地的に山城なんですが、
こういう平地の城のような優雅さはないですねー。
by たいへー (2010-04-14 06:40)
城下町の落ち着いた雰囲気です。桜並木も見事。
by kazoo (2010-04-14 08:34)
小江戸川越は私の住む所から、僅か3駅に在ります。手頃な散策に適した善い街です。城址は本丸御殿しか残されていませんので、やや地味な印象ですかね。
by fuzzy (2010-04-14 15:05)
以前川越に行きましたが、蔵造りの街にのみ目が行ってしまい、
川越城は見ていません。
今度機会があったら、そちらのほうも見てみたいです。
by きまじめさん (2010-04-14 15:15)
川越城は歴史ある所だね。桜の写真もきれいに撮りましたね。
by kei (2010-04-14 16:41)
少しだけ見える屋根からも風格が感じられますね。
by サァファイヤ (2010-04-14 18:19)
こんばんは。
太田道灌さんは川越でしたか〜
by yakko (2010-04-14 21:46)
たいへー さん 私は、実戦重視の山城がけっこう好きです。
長野はそういうお城が多いので楽しみです。
kazoo さん 川越はけっこう賑わっていました。
古い街のよい雰囲気が残っています。
fuzzy さん 本丸御殿は立派ですが、ぜひ三重櫓を復興して欲しいです。
これは、水戸城にもいえることですが。。。
きまじめさん 私も商工業街という印象があったので、城下町としての川越は斬新でした。
kei さん 日本のお城と桜は絵になるでしょ!
サァファイヤ さんさすがに重厚な屋根です。
yakkoさん そのようですね。江戸城を開いたことでも有名ですが。。。
by 袋田の住職 (2010-04-14 23:53)
長野の山城は歩くだけで疲れます(;´・`)>
川越は昨年秋に2回ほど仕事で行きましたが、ナビ付きのクルマで思いっきり道に迷いましたρ(。 。、 )
by Tad (2010-04-15 21:10)
Tad さん 道路がけっこう複雑ですね。
自分の思ったほうにいけない所もありますし・・・
川越は歩いたほうが確実です。
by 袋田の住職 (2010-04-15 23:13)
川越に行っても、川越城には行ったことないんですよね。
ココはいつか行かないといけない、と心に誓っておる場所です。
来年くらいですかね。行けるのは。
by ノリパ (2010-04-17 18:16)
ノリパ さん 関東の城郭は、石垣が少なく、天守閣が残っていないので存在感が薄いですが、ここは、ぜひ押さえておきたい城ですね。
by 袋田の住職 (2010-04-17 21:03)