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明けの明星を見ながら久野瀬橋で水温測定を・・・ [久慈川のシガ]

2月7日(金)の朝、前日の予報ではマイナス9℃まで冷え込むはずだったのですが・・・

実際は、マイナス6.2℃、シガが流れるかどうか微妙な状態になりました。

まずは、午前7時35分に湯の里大橋から撮影した久慈川をご覧ください。

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↑ 湯の里大橋から簗場にかけて全面にシガの塊りがみられます。

マイナス6℃程度の冷え込みでこれだけシガが流れたのは珍しいです。

どうして、発生出来たのか、前日から振り返ってみましょう。






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↑ 6日午後9時の久野瀬橋の水温です。水温は1.35℃、前日よりも低いです。

しかし、気温はマイナス1.1℃、気温があまり下がってきていません。

次の日は・・・

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↑ 午前4時の久野瀬橋下の久慈川の水温は0.81℃、7時間で0.54℃ しか下がってません。

この時のアメダス大子の気温はマイナス3℃、予報と全然違います。

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↑ 午前6時です。0.33℃ 気温はマイナス5.7℃ 2時間で0.48℃さがりました。

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↑ 午前6時の久野瀬橋、明けの明星が南東の空に輝き、水面にも映り込んでいます。

このまま水温が下がれば、午前7時過ぎにシガが発生すると予測できました。

午前7時の気温はマイナス6.2℃です。

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↑ 午前7時11分の久野瀬橋です。

写真では、わかりづらいですが、よく見ると薄い表面氷が流れ始めています。

久野瀬橋では、きれいなシガは見られないようなので上流へ向かいました。

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↑ 松沼橋の下です。

けっこう、すごい勢いでシガの大きな塊りが流れて行きます。

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↑ 流水温は0.00℃~+0.01℃です。

計測器が流されそうな勢いで次々とシャーベット状の氷の塊りがぶつかってきます。

このあと、湯の里大橋で撮影、次のポイントへ向かいました。

8kitatage.jpg

↑ 北田気の久慈川です。対岸に水郡線の線路があります。

けっこう、しっかりしたシガが一面に見られました。

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↑ 午前8時になると、久野瀬橋のシガも表面氷から、シャーベット状のものに変わってきました。

しかし、前日の見事なシガには遠く及ばず、駅前付近で消滅していました。

この日は、シガ発生のおおよその目安となるマイナス7℃まで気温が下がりませんでした。

マイナス6℃は、普通ならシガが発生しない気温です。

しかし、前日の気温が低かったことにより、水温が上がらなかったので、
明け方の少しの冷え込みで水温が0℃近くまで下がり、シガが発生したものと思われます。

そうした意味では、非常に興味深いシガだったと言えるでしょう。

あしたは、雪の予報です。交通障害も予想されますので気をつけてください。


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コメント 4

hanamura

雪を心配しています。大子町はどうでしょうか?
(私は宇都宮を脱出して静岡市に!静岡は雨です。)
by hanamura (2014-02-08 16:23) 

袋田の住職

hanamura さん 現在気温マイナス2℃でパウダースノーが降ってます。
積雪は9cm、これからまだまだ積もりそうです。
静岡は雪ですか・・・

by 袋田の住職 (2014-02-08 16:55) 

basashi

北田気と久野瀬橋、距離的にはかなり近いと思うのですが、こんなにシガの濃さが違うのですね。
by basashi (2014-02-08 17:53) 

袋田の住職

basashi さん 流路距離で約1kmです。さらに1km下流では消滅していました。

by 袋田の住職 (2014-02-08 20:12) 

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