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㋺ 曹洞宗の大本山永平寺です [信仰]

10月30日(土) 光尚の永平寺瑞世の旅、3泊4日の最終日、朝9時に石川県能登町を出発、
氷見で回転寿司でお昼、おさかな市場でお土産を買って、
上越~長野~佐久~横川~栃木~矢板~喜連川~大子~袋田 というルートで、午後8時に帰山しました。

無事に到着できたので、まずは、永平寺を紹介したいと思います。

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↑ 永平寺を代表する建物、唐門です。
私が修行していた頃は、勅使門と呼ばれていました。

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↑ 納経堂です。このあたりの苔と紅葉がきれいでした。

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↑ 山門と仏殿の間に建つ中雀門です。 大庫院と僧堂を結ぶ回廊が通ってます。

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↑ 僧堂から法堂に昇って行く階段です。

修行中は、ここの掃除、すなわち回廊掃除はとても大変でした。

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↑ 七堂伽藍の一番上に建つ法堂です。

ここで、朝課などが行われる。

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↑ 大庫院です。

地下になる一階には直歳寮、二階には料理をつかさどる大庫院が、

三階には、客間の瑞雲閣、四階は大広間の菩提座があります。

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↑ 大庫院から法堂に昇る東側の回廊から見る瑞雲閣の玄関額です。

この中が瑞世師寮になってました。

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↑ 瑞世師寮で記念撮影を・・・

このあと、私と甥の文雄は新しくできた宿泊施設「柏樹関」に戻りました。

光尚は、このあと、薬石(夕食)のあと、道場点検に臨みました。

道場点検で、導師としての進退を覚えます。

この日は、三八の日で、夜坐がなかったこともあり、永平寺で修行している竹友寮の先輩方が面会に来てくれたそうです。

29日は放参日で朝の坐禅は短縮バージョン、承陽殿で道元禅師に拝謁、そのあと、法堂で朝課に随喜、

大光明蔵で、祝茶をいただき、払子を受け取り、仏殿に移動し、仏殿諷経の導師を勤め、

さらに、承陽殿でも導師を勤めます。

随伴の私たち2名も、一緒に移動しながら、随喜しました。

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法要が終ると、大光明蔵であいさつの祝拝を受け、記念撮影、

監院寮で歓談し、下山(あさん)の拝で終了となります。

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↑ 瑞世の上げ膳です。

光尚はとても美味しかったといってました。

私も、修行中は大庫院で瑞世の上げ膳を作っていたので、作り方など精進料理の話をしてあげました。

我々は、柏樹関に戻っての食事でした。

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↑ 大役を終えて、門を出た光尚です。

両大本山に瑞世拝登し、一夜住職を勤めると、座元から和尚に僧階が一つ上がります。

曹洞宗のお寺の住職や副住職になるには、和尚の僧階が必要ですので、

必ず、瑞世をしなければならないのです。

今回、無事に永平寺での瑞世を勤めることが出来ました。

横浜の大本山總持寺は、長いこと、新型コロナウィルスのため瑞世を受けていなかったので、

おおぜいの方が、順番待ちの状態です。

順番が来たら、總持寺でも瑞世に臨む予定です。

永平寺の売店や門前の土産物屋でお土産を買い、能登半島をめざしました。

そこは、出村家の先祖の本籍があるところです。

私にとって、初めて向かう場所でした。


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norisuke

光尚さんも無事に修行終えて、でもまた次を目指しているとは、
頼もしいですね。本山の永平寺はほんと重層で自然と修業に身が
入りそうですね。
by norisuke (2021-11-01 16:42) 

袋田の住職

norisukeさん 本格的な永平寺での修行は、来春2月下旬からになります。
今回、いろいろなことを覚えてこれたので、本番にも役立ちそうです。
帰って、さっそく、専門用語などを覚えようとししてました。

by 袋田の住職 (2021-11-03 07:11) 

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