大般若六百巻を修復しようかと思います [龍泰院]
お正月のご祈祷は大般若転読祈祷ですが、普段は人数の関係で、理趣分だけを転読しています。
↑ 龍泰院には19世松巌千鶴大和尚の代に吉六という方が寄進した大般若六百巻があります。
千鶴大和尚は文化7年没ですので、213年以上前の江戸時代に寄進されたものだとわかります。
↑ 一つに小箱に10巻づつ納められていて、大きな箱3つに20の小箱が入ります。
大きな木箱が3つあるので全部で六百巻ということになります。
全巻転読できないのは、随喜僧侶の人数が足りなないだけではありません。
↑ 転読すると糊がはがれてばらばらになってしまうのです。
そこで、とりあえず、1巻から200巻までの200冊を修復することに・・・
↑ 江戸時代に版木を使って和紙に刷ったものを製本しているので、丈夫で中はさほどいたんでいません。
表紙は、傷んでいるのが多いので、取り替えることになります。
↑ 一巻の巻頭の絵です。
↑ 最後の20冊です。
予算の関係でいっぺんに修復はできませんが、毎年会計年度予算内で修復していきたいと思います。
開山500年の時(令和15年)には、光尚が導師を勤めて大般若600巻全巻転読の祈祷を行っていただきたいと思います。
10人の僧侶が両序に入りそれぞれ6箱60巻づつ転読していただければ全巻転読が可能です。
20人が両序に入れればその半分ですみます。
転読大般若法要は、病気平癒、防火を祈る祈祷です。
そして、檀信徒各家の家門繁栄と国内外の平和を祈って
私もできれば、東堂位で随喜の皆さんと一緒に転読したいと思っています。
↑ 龍泰院には19世松巌千鶴大和尚の代に吉六という方が寄進した大般若六百巻があります。
千鶴大和尚は文化7年没ですので、213年以上前の江戸時代に寄進されたものだとわかります。
↑ 一つに小箱に10巻づつ納められていて、大きな箱3つに20の小箱が入ります。
大きな木箱が3つあるので全部で六百巻ということになります。
全巻転読できないのは、随喜僧侶の人数が足りなないだけではありません。
↑ 転読すると糊がはがれてばらばらになってしまうのです。
そこで、とりあえず、1巻から200巻までの200冊を修復することに・・・
↑ 江戸時代に版木を使って和紙に刷ったものを製本しているので、丈夫で中はさほどいたんでいません。
表紙は、傷んでいるのが多いので、取り替えることになります。
↑ 一巻の巻頭の絵です。
↑ 最後の20冊です。
予算の関係でいっぺんに修復はできませんが、毎年会計年度予算内で修復していきたいと思います。
開山500年の時(令和15年)には、光尚が導師を勤めて大般若600巻全巻転読の祈祷を行っていただきたいと思います。
10人の僧侶が両序に入りそれぞれ6箱60巻づつ転読していただければ全巻転読が可能です。
20人が両序に入れればその半分ですみます。
転読大般若法要は、病気平癒、防火を祈る祈祷です。
そして、檀信徒各家の家門繁栄と国内外の平和を祈って
私もできれば、東堂位で随喜の皆さんと一緒に転読したいと思っています。
2023-01-14 15:43
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コメント(3)
大般若経600巻ですか、修復ものちの人達にも必要ですね。
転読大般若法要も楽しみです。正に宝物、修理して光尚に引き継ぎたいですね。
by norisuke (2023-01-14 16:06)
凄い数ですね~。どれも貫禄充分で、ご利益ありそうな・・・
修復作業も大変ですけど、大切に後世に伝えたいです。
by okko (2023-01-15 11:12)
norisukeさん 修復しないで保存しておくのもありかと思いますが、
やはり、全600巻を転読して、諸縁吉祥を祈念したいと思っています。
okkoさん 汚れてはいますが、幸い虫には食われていないので、
経費もそれほどかからずに、修復はできそうです。
by 袋田の住職 (2023-01-15 16:44)