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8、ティンソム村小学校を訪問しました! [ラオス・北部タイの旅]

今回のラオス・北部タイの旅で楽しみにしていたことの一つに、ラオスの小学校訪問がありました。

曹洞宗茨城県宗務所や龍泰院では、長年にわたり、「SVA-シャンティ国際ボランティア会」(旧曹洞宗国際ボランティア会)に協力して東南アジアの学校支援をしていたので、
いつか、実際に現地の小学校を訪ねてみたいと考えていました。
それが、ついに実現したという訳です。

SVAのラオスへの教育支援活動については、現状をリンク先のSVAのウェブサイトでご覧ください。

ルアンパバンの街からティンソム村まで車で約30分、クワンシーの滝へ行く途中にあります。

道路は一応舗装になってますが、狭く、木の橋を渡る時は徐行します。

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↑ 道の両側には、チークの木が植林されていました。


30分ほど車で走るとティンソム村が見えてきました。

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↑ ティンソム村の民家は高床式で草葺屋根です。
雨季には、雨が降り続くし、大ムカデ、サソリ、毒蛇なども生息している地域ですので・・・(汗)

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↑ ティンソム小学校には立派な校舎が建てられてました。

その理由は・・・

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↑ ユニセフが日本のイオングループの支援を受けて建てたことを表すプレートです。
イオングループは、社会貢献事業として、ラオスに校舎を100棟建てています

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↑ 子どもたちが授業を受けている様子を見学させていただきました。

小学校は1~5年生まで、全校生徒は102人、先生は6人です。

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↑ 日本からお客さんがくるというので子どもたちが書いた歓迎の言葉が掲げられていました。
ラオ語なので意味が分からず、ガイドさんに通訳してもらいました。

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↑ 真新しい教室で子どもたちは目を輝かせて勉強しています。

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↑ 先生にお土産を渡して帰ろうかと思っていると・・・

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↑ 生徒たちが全員校庭に出てきて、突然の記念品の贈呈式となりました。

記念品は、新品のサッカーボール2個、ボールペン150本、シュシュ(髪止め)70ケ、メモ帳50冊、折り紙と絵本などです。
先生用に富士山の絵が書かれた扇子などをプレゼントしました。
それと、宗務所よりの金一封です。

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子どもたちのお見送りを受けてティンソム小学校を後にしました。

ラオスは、人民民主共和国というだけあって、人民の国です。
ですから、基本的に5・4・3制の教育は無料です。

午前中、勉強した後、いったん家に帰り、お昼を食べてまた午後の授業を受けに来ます。
自転車通学の子どもが多いです。
日本の中古の自転車などが贈られているようで、けっこう可愛い自転車が走り回ってました。

ラオスやカンボジアへは前述のイオングループの支援はじめ、宗教界なども様々支援を行っています。
特にSVAは、早くから支援していたので曹洞宗の現地での評価は高いです。

(日本テレビ「行列のできる法律相談所」がカンボジアのトロピアン・クロサーン村に建てた小学校もSVAが担当しました。)

ただ、お金や物だけでは、現地の人たちと心を通わせることは難しいです。
そこで、SVAなどでも、現地を訪問するツアーなども行っています。

いずれにしても、日の丸をつけた日本人が行くと大歓迎してもらえますので、
もし、ラオスへ行く機会があったら、現地ガイドに案内してもらい学校を訪問するのも良いかと思います。

お土産は、サッカーボール1つでも、折り紙でもOKですから♪
ラオスの子どもたちの輝く目を見ると、元気が出てきます。

9、ルアンパバンの王宮博物館を見学しチェンマイへ」につづく・・・
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manamana

純真で元気な子どもたちの様ですね。
喜んでもらえる喜びですね。
by manamana (2010-02-27 22:09) 

SilverMac

ものが有り余る我が国の子供は、幸せの感覚を持ちにくいですね。
by SilverMac (2010-02-27 22:25) 

うしさん

学校だけは立派ですね雰囲気的にはオーストラリアの小学校(サウスウエルズ州のゴールバン)と同じ感じです
by うしさん (2010-02-27 23:30) 

ゴーパ1号

子供たちの澄んだ瞳が目に浮かびます^^
by ゴーパ1号 (2010-02-27 23:31) 

Tad

教育の支援というのは、緊急の食料や医薬品等の物資援助は別として、おそらく最も根本的な援助ではないかと思います。教育水準が上がればその国はきっと真っ当な国になるでしょう。

あ、先進国と言われる国の中で教育予算の比率が最低な某国は、何だか勢いがありませんね。オリンピックの成績にも国の勢いの差が出ているような気がします(^-^;
by Tad (2010-02-27 23:41) 

yuuri37

私も地球人であること忘れてはいけませんね。考えさせられました。
by yuuri37 (2010-02-27 23:50) 

枝動

素敵な交流です。
世界の子供達への教育の支援は、壮大で素敵ですね。
by 枝動 (2010-02-28 01:11) 

noround

勉強したいなと思ったら勉強できる幸せが世界のどこにでもあると良いですね^^
by noround (2010-02-28 01:34) 

がま親分

こういう場面を拝見しますと、物質的な豊かさが必ずしも精神的な豊かさではないということを痛感します。いまの日本のこどもはどうなんでしょうねぇ。どうしようもないですが。
by がま親分 (2010-02-28 02:50) 

yakko

お早うございます。
今の日本の子は勉強できることがどんなに嬉しいことかを
分かっていませんね〜 悲しいことです(-。-;)
by yakko (2010-02-28 09:22) 

Len

 子供は国の宝で、教育はその宝を輝かせることですね。私も気を引き締めないと。
by Len (2010-02-28 10:59) 

kazoo

子供たちの目が見えるようです。
by kazoo (2010-02-28 11:04) 

fuzzy

大企業や宗教団体が率先して支援を行うのは大変良いことだと思います、しかも世界をこれから担う子供たちへの目に見える形の支援が良いですね、国が行う支援は利権やら不透明な部分が多く評価しづらいです。中国・韓国への支援なんかは必要ではありません、それなら国内で支援を受けたい人々に回したいですね。
by fuzzy (2010-02-28 15:30) 

kohtyan

村の風景は、貧しいようですが、立派な学校が立ちましたね。
どこの国の子供たちにも、機会均等の教育が受けられように
したいものです。ラオスは仏教国なのですね。
by kohtyan (2010-02-28 15:44) 

たいへー

夢と希望が詰まっている目なんでしょうね。
by たいへー (2010-02-28 16:15) 

袋田の住職

manamana さん 喜んでもらえるものを現地のガイドさんとあらかじめ打ち合わせをして揃えました。

SilverMac さん 物を大切にする心は、物が有り余っていると身につきませんね・・・

うしさん すっきりしたデザインの小学校です。

ゴーパ1号 さん 子どもたちの目が輝いてとっても感動的でした。

Tad さん 教育の欠如はそのまま貧困につながりますし、貧困は社会不安になります。
きちんとした教育が行われれば、社会が安定しますね。
SVAでは、災害などがあるたびに緊急援助を行っていますが、それとは別に長期的展望に立った支援を行っています。

yuuri37 さん 地球人という言葉は実によい言葉ですね。
日本以外の国で起こっていることも、けして、別の世界の出来事ではありませんからね・・・

枝動 さん 日本の支援は、カンボジアやラオス、アフガニスタンなどで着実に実を結んでいます。

noround さん 勉強ができる喜びを感じている子どもたちは素敵ですね。
いやいや宿題をやっているうちの子どもたちに見せてあげたい情景です(汗)

がま親分 さん 受験戦争に立ち向かう子どもたちに心の豊かさを求めても酷なのでしょうね。
そんなところで、生存競争をしてもしょうがないと思うのですが・・・

yakko さん 義務教育の義務が違う意味に感じられてしまいます。
教育を受けられるのは、喜びであるはずなのに・・・

Len さん 宝ものである子どもたちを輝かせるのが教育なんですね!

kazoo さん キラキラ輝く目が印象的でした。

fuzzy さん 必要な人に、直接届く支援は効果的ですが、そうでない支援も多いですね。
お金をたくさん使って地元の住民に喜ばれない支援も見受けられるので・・・

kohtyan さん 敬虔な仏教国なので、治安も良いし、犯罪も少ないです。
立派な校舎が出来てとても喜んでいるようでした。
それまでは、リンク先のような状態だったので・・・

たいへーさん 夢や希望が持てるというのは素晴らしいことですね♪
by 袋田の住職 (2010-02-28 16:57) 

ノリパ

やっぱり、教育がすべてですね。この子たちが大人になる頃が
楽しみです。それがしのチビたちに、衣食住・教育の有難さを
教えなければいけないですね。
by ノリパ (2010-02-28 17:37) 

タケノコ

曹洞宗では教育支援活動のようなこともなさっているのですね。
これが旅の目的でもあったわけですね。
学校に行けない子ども達が少しでも、教育を受けられる環境になるといいですね。
by タケノコ (2010-02-28 18:46) 

弁慶

曹洞宗の教育支援活動、素晴しいですね。
子供たちの活き活きした姿を見て、こちらが元気を貰えそうです。
彼らが、国の基盤を創ってくれるかと思うと
応援を送りたいですね。頑張れ!

by 弁慶 (2010-02-28 19:14) 

袋田の住職

ノリパ さん 日本人と共通の祖先をもつモンゴル系の民族ですので、
きちんとした教育がなされれば、勤勉で賢い人気になることでしょう。

タケノコ さん ここは町に近いので環境が良いですが、山深い村までは行きとどいていないようです。

弁慶さん 子供たちの教育の場を確保し、自立の道を歩んでもらうというのが方針です。物の援助よりも教育の援助が大事だと考える理由です。
子どもたちが、立派な大人になってくれることを願っています。
by 袋田の住職 (2010-02-28 21:37) 

takechan

「ラオスの子どもたちの輝く目を見ると、元気が出てきます。」、
なんか感動的な表現ですね。
by takechan (2010-02-28 21:52) 

袋田の住職

takechan さん ラオスへ行く前と、訪問した後では、まったく考えが変わっていました。
行く前は、何かお土産を持って行けば喜んでくれるかな?
などと考えていたのですが、
今の日本人が忘れてしまっている心の豊かさとか、夢や希望を思い出させてもらった気がします。
by 袋田の住職 (2010-02-28 21:58) 

ぴよぴよ ベクトル

ご訪問ありがとうございます。
道元禅師も
お喜びのことでございましょう。
ぴよ拝
by ぴよぴよ ベクトル (2010-02-28 22:38) 

SUMAKO

以前の仕事で、ときどきスリランカを訪れ、小学校の訪問などをしました。
発展途上国の子どもたちの目の輝きの美しいこと。
こういった国々の未来のある子どもたちが、安心して教育を受けることができる環境づくりも、先進国の仕事だと思います。
物では満たされない心の満足、心を豊かにするということがどのような意味を持つのか、現地で学ぶことがとても多いと感じています。
異文化を肌で感じ、本当の意味でのボーダレス、それを意識できる人間になりたいと思います。
by SUMAKO (2010-03-01 00:06) 

みっきぃ

ただの観光で行くのと違って元気を沢山戴けそうですね!!
初めての海外旅行はこういった所に行くのも
良いですね。
子供の笑顔は万国共通の財産!!
by みっきぃ (2010-03-01 09:02) 

袋田の住職

ぴよさま 高祖道元禅師もそうですが、その教えを受け継ぎ、子女の救済に誓願をたてた太祖さまも曹洞宗のこうした活動をお喜びのことと思います。

SUMAKOさん スリランカはインドから仏教が伝わった、お釈迦様の時代の仏教が色濃く残る地域なのでいつかは行ってみたいと思っています。
治安や衛生面での問題があるようです・・・

みっきぃ 名所旧跡を見て歩くだけでは味わえない旅の醍醐味を
その地で暮らす人々と触れ合うことによって得られます。
子供たちの笑顔は国の財産ですね。
長女は初めての外国がタイでした。
初めての外国として、東南アジアは、良いと思います。
by 袋田の住職 (2010-03-01 11:01) 

kei

SVAさんに敬意をささげます。そういえば、私の母校(高校)も中日交流しに来た日本のお客もありました。見かけはしていなかったけど、私。
by kei (2010-03-01 22:27) 

きまじめさん

学校支援、すばらしい活動をななさって居られるのですね。
学びたい者が学べないというのはつらく悲しいことですから。
楽しそうに学んでいる子供たちに会ったことで
これからの活動にも力が入るのではないでしょうか。
by きまじめさん (2010-03-01 23:39) 

袋田の住職

kei さん うちのお寺でも外国からの参拝者を何度か受け入れましたが、
国際交流は記念になりますね。

きまじめさん実際に子どもたちに会って、これからもSVAの活動に協力していこうと思いました。


by 袋田の住職 (2010-03-02 10:56) 

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