6月3~4日に厳修された蒼龍寺さまの結制法要の様子です [信仰]
前記事でお知らせしたように、龍泰院だより第71号で檀家さんへの報告が済んだので、
ブログ読者の皆様にも蒼龍寺さまの結制法要でこうしょうが首座を勤めた時のことをご報告させて頂きます。
まずは、発行した時にもブログにアップしましたが、龍泰院だより第71号の表紙をご覧ください。
↑ 本堂のガラスに月居山を映りこませました。
その他にも、檀家さんに伝えたい情報がこの写真にあります。
こうしょうは、平成22年の8月11日に得度式を行い、僧侶の仲間入りをしました。
次のステップは法戦式です。
得度は10歳以上、結制法要の首座をつとめ、法戦式を行えるのは16歳以上、
得度後三年以上が必要ですが、こうしょうは一応その条件はクリアしています
しかし、高校生、まだ早いと思っていたのですが、昨年秋に、蒼龍寺さまからこうしょうに首座をお願いしたいというお話がありました。
那珂市の蒼龍寺さまは、東日本大震災で大きな被害を受け、本堂も半壊し使用不能となりました。
このたび、檀家さんが一丸となって本堂を再建し、その落慶法要も兼ねて行われます。
↑ 再建された蒼龍寺さまの本堂です。
結制法要を行うには首座がいなければできません。
首座は、基本的に一生に一度しかできないので誰でもいいという訳にはいかないのです。
蒼龍寺の新住職の祖父端令大和尚は、私の祖父で龍泰院37世の信界大和尚の兄弟子にあたります。
祖父の兄弟弟子の筆頭弟子のお孫さんですから、有り難くお受けすることに・・・、
しかし、法要での口上や進退、問答もあるので、覚えるのはたいへんでした。
お祝いの根松です。本堂落慶の根松、晋山のお祝いの根松の他、首座のお祝いの根松も作っていただきました。
↑ 3日の夕方、最初に首座入寺式が行われました。
この法要の口上や進退は、修行道場へ行ったことがある僧侶なら何でもないですが、こうしょうにこれを覚えさせるのはけっこう大変でした。
5月15日に制中に入り、8月15日に制中が開けます。
↑ 結制修行の無事円成を祈念する、土地堂念誦です。
↑ 本則行茶では、首座が本則を住職に届け、西堂老師が提唱します。
そのあと、皆さんでお茶をいただきます。
4日の行事は、稚児行列、山門法語などがあり、晋山式、結制上堂などがあり、
そのあと、いよいよこうしょうが首座として大衆と問答を交わす法戦式が始まります。
↑ 龍泰院の護持会会長の小室さん他、役員代表も最前列に座らせて頂きました。
真ん中に、前記事でNHKに登場した会計の佐藤公正さんがいます。
↑ 住職から付与された竹箆を捧げ持ち、自分の位に戻ります。
↑ 問答です。
口上も、問答もつかえることなく、スムーズにやり遂げました。
3か月前から練習を始め、二週間前には口上と問答はほぼ暗記しました。
そのあとも、毎日、口に出して練習していたので、当日は緊張してもスムーズにセリフが出たようです。
式の最後に、僧侶の皆さんから祝語をいただくのですが、私も首座の本師として祝語を述べました。
私が述べた祝語は「初心忘るべからず」です。
そして、どうしてこの祝語を述べたかも話させて頂きました。
私が昭和56年4月に福島県の永禄寺で首座を勤めた時、本師の永源寺住職中村大信大和尚から、
「初心忘るべからず」という言葉を贈られました。
その時から、自分の弟子が法戦式を行う時の祝語はこれにしようと決めていたのです。
来春には高校を卒業し、親元を離れることになりますが、今回首座を勤めた時の真剣に取り組んだ気持ちを忘れずに、修行をして欲しいという気持ちを表した言葉です。
法戦式の終わった翌朝、本堂の前に根松を記念植樹しました。
やがて、本堂の屋根に届くくらいに大きく育って欲しいと思っています。
龍泰院だよりの表紙には、小さくですが、この根松も写っています。
ブログ読者の皆様にも蒼龍寺さまの結制法要でこうしょうが首座を勤めた時のことをご報告させて頂きます。
まずは、発行した時にもブログにアップしましたが、龍泰院だより第71号の表紙をご覧ください。
↑ 本堂のガラスに月居山を映りこませました。
その他にも、檀家さんに伝えたい情報がこの写真にあります。
こうしょうは、平成22年の8月11日に得度式を行い、僧侶の仲間入りをしました。
次のステップは法戦式です。
得度は10歳以上、結制法要の首座をつとめ、法戦式を行えるのは16歳以上、
得度後三年以上が必要ですが、こうしょうは一応その条件はクリアしています
しかし、高校生、まだ早いと思っていたのですが、昨年秋に、蒼龍寺さまからこうしょうに首座をお願いしたいというお話がありました。
那珂市の蒼龍寺さまは、東日本大震災で大きな被害を受け、本堂も半壊し使用不能となりました。
このたび、檀家さんが一丸となって本堂を再建し、その落慶法要も兼ねて行われます。
↑ 再建された蒼龍寺さまの本堂です。
結制法要を行うには首座がいなければできません。
首座は、基本的に一生に一度しかできないので誰でもいいという訳にはいかないのです。
蒼龍寺の新住職の祖父端令大和尚は、私の祖父で龍泰院37世の信界大和尚の兄弟子にあたります。
祖父の兄弟弟子の筆頭弟子のお孫さんですから、有り難くお受けすることに・・・、
しかし、法要での口上や進退、問答もあるので、覚えるのはたいへんでした。
お祝いの根松です。本堂落慶の根松、晋山のお祝いの根松の他、首座のお祝いの根松も作っていただきました。
↑ 3日の夕方、最初に首座入寺式が行われました。
この法要の口上や進退は、修行道場へ行ったことがある僧侶なら何でもないですが、こうしょうにこれを覚えさせるのはけっこう大変でした。
5月15日に制中に入り、8月15日に制中が開けます。
↑ 結制修行の無事円成を祈念する、土地堂念誦です。
↑ 本則行茶では、首座が本則を住職に届け、西堂老師が提唱します。
そのあと、皆さんでお茶をいただきます。
4日の行事は、稚児行列、山門法語などがあり、晋山式、結制上堂などがあり、
そのあと、いよいよこうしょうが首座として大衆と問答を交わす法戦式が始まります。
↑ 龍泰院の護持会会長の小室さん他、役員代表も最前列に座らせて頂きました。
真ん中に、前記事でNHKに登場した会計の佐藤公正さんがいます。
↑ 住職から付与された竹箆を捧げ持ち、自分の位に戻ります。
↑ 問答です。
口上も、問答もつかえることなく、スムーズにやり遂げました。
3か月前から練習を始め、二週間前には口上と問答はほぼ暗記しました。
そのあとも、毎日、口に出して練習していたので、当日は緊張してもスムーズにセリフが出たようです。
式の最後に、僧侶の皆さんから祝語をいただくのですが、私も首座の本師として祝語を述べました。
私が述べた祝語は「初心忘るべからず」です。
そして、どうしてこの祝語を述べたかも話させて頂きました。
私が昭和56年4月に福島県の永禄寺で首座を勤めた時、本師の永源寺住職中村大信大和尚から、
「初心忘るべからず」という言葉を贈られました。
その時から、自分の弟子が法戦式を行う時の祝語はこれにしようと決めていたのです。
来春には高校を卒業し、親元を離れることになりますが、今回首座を勤めた時の真剣に取り組んだ気持ちを忘れずに、修行をして欲しいという気持ちを表した言葉です。
法戦式の終わった翌朝、本堂の前に根松を記念植樹しました。
やがて、本堂の屋根に届くくらいに大きく育って欲しいと思っています。
龍泰院だよりの表紙には、小さくですが、この根松も写っています。
2017-07-29 19:29
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コメント(6)
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こんばんは。御無沙汰しております。また時々お邪魔します。(^_-)-☆
by 水郷楽人 (2017-07-29 20:50)
こんばんは。
こうしょうさんが無事首座を勤められたそうで
おめでとうございますェ(__)ェ 素晴らしいですね !!
by yakko (2017-07-29 21:27)
落慶法要ではこうしょうくんも大役を無事に果たされて、頼もしかったですね。
by 旅爺さん (2017-07-30 05:17)
水郷楽人 さん 時々家庭菜園の様子もアップしてますので♪
yakkoさん 得度式の時から見ると大きくなりました。
旅爺さん 小心者の私と違い、けっこう落ち着いているので頼りになります。
by 袋田の住職 (2017-07-30 07:26)
こうしょうさんが、首座法要を勤められた由、おめでとうございます。
親としては、大変うれしいことでしょうね。
by テリー (2017-07-30 19:42)
テリー さん 嫌がらずにやってくれるのはうれしいことです。
檀家の皆さんも応援してくれていますので有り難いです。
by 袋田の住職 (2017-07-30 20:31)