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5、ラオスの古都ルアンパバン(ルアンプラバン)朝の托鉢とモーニングマーケット [ラオス・北部タイの旅]

ビエンチャンからプロペラ機で約一時間、ルアンパバン空港に到着です。

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↑ 空港の建物も南国風ですね。
3年前に訪れたミャンマーでは空港のカメラ撮影が厳禁でしたが、ラオスはOKです。
皆さんにも空港の雰囲気や機材などをご紹介できます。


真っ直ぐ グランド ルアンパバン ホテル&リゾートへと向かいます。

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↑ ホテルに着いた時に撮影した夕日です。

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↑ 部屋も南国リゾートホテル風です。ここに二泊しました。
この夜は、ホテルのレストランを貸切り、ゆっくり、ラオス料理を頂きました。

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↑ サービスの果物(ウェルカムフルーツ)が置かれていました。
部屋ではネットがつながりませんでしたが持ち込みのモバイルパソコンを使って画像の整理をしました。
ロビーのパソコンはフリーに使えたので、そこでブログの閲覧をしました。

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↑ 冷蔵庫の中の飲み物です。
ミネラルウォーターは無料ですが、ビールやコーラは、有料です。

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↑ 洗面台です。TOTO製ではありません(汗)
歯ブラシはありませんので、マイハブラシを使います。
口に入れる水は大事なので、歯磨きにもミネラルウォーターを使いました。

バスタブはなく、シャワーのぬるいお湯を浴びました。

翌朝(17日)早朝6時15分に出発し、朝の托鉢を見学しました。

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↑ 身を清め、ここに座り、準備してもらった施物を前におき、僧侶の列が僧院から出てくるのを待ちます。
左はお菓子、右の入れ物にはもち米を蒸かしたものが入っています。

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↑ お寺の門のところで待っていたので、最初の頃に布施することができました。

画像は補正されているので明るく見えますが、実際はかなり薄暗いです。

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↑ 自分たちの分は無くなったので、立ちあがってあとから来る僧侶の方たちを撮影しました。

その足で、モーニングマーケットを見学しました。

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↑ 周辺の村からそれぞれの産物を持って来て店頭に並べて売られています。

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↑ 果物です。

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↑ メコン川の魚です。大ナマズも並んでました。

ラオスは、メコン川の恵みにより、食料が豊富です。野菜も日本と同じようなものが並んでいます。
パパイヤやマンゴー・バナナなどの木が庭にあるので、いくらでも美味しい果物が食べられます。

先ほどの托鉢風景ですが、観光資源になっていて欧米人の観光客も見ていましたが、托鉢の本質を理解できているか疑問です。

欧米で施すというと、「恵まれた人が恵まれない人に施す。」という思いが抜けないでしょう。
上座部仏教の托鉢は、施される人が尊敬される目上の人です。
ですから、僧侶たちは物を頂いても頭を下げることはありません。

施す側が、施させて頂き、功徳を積ませて頂いたと感謝し頭を下げるのです。

実際に托鉢の風景を見て、ラオスの人の考え方に触れたことにより、翌日の学校訪問もスムーズに行きました。

「6、メコン川クルーズ、サンハイ村とパクウー洞窟」へ続く・・・
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みっきぃ

28日こちらも托鉢ですが、荷物持ちの私は
しきりに頭を下げて回っています。^-^;

功徳を積むという意識は無くなってきているみたいです。
どちらかと言うと、仕方ないから寄付してあげている・・・
そんな感じです。
by みっきぃ (2010-02-24 17:55) 

manamana

スプライトにコーラ、
文字が違うと、味も違ってきそう。
大ナマズは、見事に大きいですね。
by manamana (2010-02-24 18:13) 

月と、

成る程!お遍路さんへのお接待と同じですか?違ったら恥ずかしいけれど…。

漫画なんですが『坊主DAY』という本で、スニーカーで立ってるのは怪しいとか書かれてましてね。私いつも宮島へ三鬼さん御参りの時宮島口で経を読みながらしてるかたを見ますが、なかなか近付けない…。
by 月と、 (2010-02-24 18:37) 

あやこ

托鉢の様子が、観光資源というのも不思議な感じがします・・・

マーケット 賑わっていますね!果物 種類が豊富ですね^^
by あやこ (2010-02-24 19:26) 

Krause

御住職による、アジアの寺院および僧侶のご案内、とても興味深く読ませていただいています。
by Krause (2010-02-24 19:48) 

弁慶

托鉢の意味するところ、勉強になります。

by 弁慶 (2010-02-24 19:50) 

袋田の住職

みっきぃ 日本でも今ではそんな感じになってますね。。。
こうしょうぐらいの小僧さんも托鉢してました。

manamana さん 飲みませんでした・・・、味はどうなんでしょうね?

月と、 さん 托鉢の時は裸足です。これは、戒律で決まっているようで・・・
歩くところは、近所の方が掃き清めてくれます。
我々の座っていた後の方には犬の糞がありましたが・・・(汗)


あやこ さん ルアンパバンの観光産業に大いに貢献しているようです。
もっとも、永平寺も福井の観光産業に貢献していて、修行の様子自体も観光になっていますので・・・

Krause さん 専門的知識がある部分と、わからなくて解説できない部分もありますが、最後までお付き合いください。

弁慶さん 日本の仏教では、忘れられている部分ですので原点に返ってもう一度その意味を考え直したいと思いました。
by 袋田の住職 (2010-02-24 20:26) 

SilverMac

魚が大きいですね。宗教が庶民の心の支えでしょうね。
by SilverMac (2010-02-24 22:49) 

きまじめさん

当地でもまれに、托鉢の僧が街角に立たれていることがありますが、
お布施する時、深く考えていませんでした。
日本でも、同じ気持ちでなくてはいけませんね。
恥ずかしいことです。勉強になりました。ありがとうございました。
by きまじめさん (2010-02-24 22:56) 

kazoo

托鉢の本質を知りませんでした。タイ、ラオス、ミャンマーと同じ仏教国でもいろいろちがうのですネ。東南アジアはいろいろな宗教の国がありますネ。私は仏教国はタイしか行ったことがありません。シンガポールはいろいろ混ざっていました。マレーシアにはいるとイスラムでした。4か月滞在したフイリッピンはカトリックでした。
by kazoo (2010-02-25 00:57) 

袋田の住職

SilverMac さん 普通の魚も たくさん並んでました。
メコン川はたくさん魚が生息しているようです。
巨大魚もいるのでしょうね・・・
仏教が庶民の生活の基本にあり、落ち着いた暮らしが営まれていました。

きまじめさん お布施は、施す人が功徳を積むもので、労働や戒名の対価や謝礼でもありません。
日本の僧侶でも勘違いしている人が実に多いようです。

kazoo さん 東南アジアの仏教は上座部仏教ですが、民間の信仰はヒンドゥー教の影響も受けていますね。
by 袋田の住職 (2010-02-25 06:15) 

Len

 仏教が根付いた町に行ったことがありませんので、画像が新鮮に感じます。市場の値段は、やっぱり交渉次第なのでしょうか。
by Len (2010-02-25 06:51) 

yakko

お早うございます。
美しい夕陽ですね〜 これだけは世界中同じでしょうか〜
托鉢の本質を初めて知りました。勉強になりました(m_m)
by yakko (2010-02-25 09:08) 

Tad

欧米の考え方でnoble obligation(英語)というのがあるそうです。「持てる者の責任」といったような意味で、要は「財力のある者は社会に還元しなければいけない」みたいなこと。ご住職が体験されたお布施とは一見逆な考え方ですね。ただ、必ずしも真逆なものとも言い切れない面もあるのではないかと思います。

今日、TOYOTA社長が公聴会でいじめられていましたが、去年から急に持ち上がってきたアメリカでの問題の根は、まさにTOYOTAがアメリカ社会でnoble obligationにもとる行為(具体的にはカリフォルニア州の工場ヌーミーからの撤退)をしようとしたことへのしっぺ返しの面が大きいです。
by Tad (2010-02-25 09:40) 

吉之輔

こんにちは、違った意味での他国の写真を色々見せて頂いて
有り難いです。 袋田の住職さんならではの写真でしょうね。
夕陽も素晴らしいです。日本の仏教との基本的な違いを
知りたいと思います。
ご訪問&コメント感謝です。今後ともよろしくお願いします。
by 吉之輔 (2010-02-25 16:34) 

fuzzy

施し=徳を積む、と解釈するのですね。現代社会では、施し=恵が一般的になってしまっているようです、それの方が今の世には必要なのではと考えてしまいます。
by fuzzy (2010-02-25 16:39) 

テリー

托鉢の意味、よくわkりました。私も、勘違いをしていました。
by テリー (2010-02-25 19:00) 

袋田の住職

Len さん 朝市は地元の人が買う場所なので買いませんでしたが、
次記事にある、観光客向けのお店では布を買いました。
御想像の通り、交渉次第で安くなります。

yakko さん 画像では奇麗ですが、乾季で土埃やかまどの煙が漂っています。
ですから、夕日はよけい赤くきれいに見えます。

Tadさん そうですね、まったく反対のところにあるものでなく、共通する部分もあると思います。
いずれにしても、施す人が、傲慢であってはうまくいきませんね。

吉之輔 さん 女性に対する態度が違います。
ラオスの僧侶は女性に触れることが戒律で禁じられています。
それに対し、日本の僧侶は結婚が許されていますので・・・

fuzzy さん そうですね。施しが貧者への憐れみという感じになってますが、
仏教本来の施しは違うんですね。

テリーさん ラオスの托鉢では、ご飯を炊いて僧侶に布施します。
食べ残しを出すことはありません。
自分たちが食べる前に、お仏壇にお供えするのと同じですね。
by 袋田の住職 (2010-02-25 22:36) 

水郷楽人

托鉢、奥が深いですね。
by 水郷楽人 (2010-02-26 07:55) 

ノリパ

勉強になりました。
by ノリパ (2010-02-27 17:46) 

袋田の住職

水郷楽人 さん 日本で行われている托鉢とはだいぶ違います。

ノリパさん 私も勉強になりました。
by 袋田の住職 (2010-02-27 18:03) 

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