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いわき市薄磯地区の今・・・ [復興のために頑張ろう!福島応援ブログ]

「東日本大震災から2年10カ月 いわき市のいまを知る」
1月20日(月)茨城県の僧侶の集まりで、いわき市へ研修に行ってきました。

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宿泊場所の雨情の宿「新つた」に集合し、バスで震災前後の様子をモーターパラグライダーで撮影したDVDを視ながら、薄磯地区へ向かいました。


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↑ 現地で語り部をしている、地区の復興本部総務部長大谷さんのお話を聞きました。

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↑ こちら、薄磯地区の復興本部です。
薄磯の真言宗智山派修徳院さまの門前に建てられています。

薄磯区の災害復興本部には、 ボランティア、役所関係者、住民などの対応をしてる
鳥居区長、鈴木副区長、大谷総務部長が毎日常駐しているそうです。

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↑ 12月中旬から、やっと、被災家屋の土台撤去作業が始まったそうです。

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↑ 始まったら、どんどん作業は進み、2月中には片づく予定だそうです。

7.2mの防波堤とその内側に防災林を造る計画だそうで、撤去した基礎は、防潮林の基礎に活用されるそうです。

その内側は2m盛土して宅地も造成するそうです。

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↑ 巨大地震の直後、波立っているさらに先の浜から見える半分ぐらいが引き波で海底が見えたそうです。

それを、見た、大谷さんは大津波が来ることを覚り、逃げようとしたそうですが、信じられない風景に、夢かと思い信じられず、もう一度海を見に戻り、海を見たそうです。

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↑ そして、この神社の階段まで、夢中で走って助かったということでした。そのあとのことは、ほとんど記憶がないそうです・・・

助けられなかった人のことを思うと今でも、心が苦しくなるという・・・。

語り部として人に話すことにより、多少は気持ちが楽になるので聴いて頂けることは有難いと言ってました。


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↑ ここで、慰霊法要を勤めました。

毎月11日には、真言宗智山派の僧侶が来て読経しているそうです。

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↑ 美空ひばりさんの「みだれ髪」の歌に唄われ、「悲しみも喜びも幾年月」の舞台となった塩屋崎灯台の北に広がる美しい浜、薄磯地区です。

ここに暮らしていた300世帯、約800人が被災しました。
震災で犠牲になった方は、関連死も含めて160名、いわき市でもっとも被害の大きかった地区です。

高台に移転する人が多く、海岸に近いこの地区に家を建てて住むとう希望者は少ないそうです。

大谷さんは、この浜の近くに家を建てて住みたいといっていました。

冬は温暖で夏は涼しい地区ですので、ここに移り住む人も大歓迎だそうです。


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コメント 4

yanasan

復興にはまだ時間が掛かりそうですね
by yanasan (2014-01-22 20:59) 

袋田の住職

yanasan さん いよいよ復興への槌音が聞こえていました。一気に進みそうです。

by 袋田の住職 (2014-01-24 20:43) 

ちゃーちゃん

こんにちは‼
写真の階段を走り登った時の気持ちは無我夢中で覚えていないと言うのは
ホントでしょうネ・・・私も塩屋岬に行く予定でしたが、1年過ぎでも
道路が破壊されて行けなかったです。以前(震災前)の風景を知っているだけに
切ないですネ。
by ちゃーちゃん (2014-01-25 16:06) 

袋田の住職

ちゃーちゃん さん 走っている時の記憶はないそうなのですが、助けられなかった人のことは、一日たりとも忘れたことがないそうです。あとで、大谷さんに手をひかれて逃げて助かったという子どもの関係者からお礼を言われたそうですが、そのことはまったく覚えていないそうです。これからは、復興が進んで行くことでしょう。

by 袋田の住職 (2014-01-25 16:54) 

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